
以前の記事でも少し触れたことのある話題ですが、皆さんは運動を通して無意識に”自分の性格”が表に出ていることをご存じですか?
例えば、「あの人はいざ運動となると別人のようになる」という方がいます。
これは典型的な例で、普段からあまり”自分”を表に出さないような人が、無意識に抑圧していた自分を運動の中で解放した結果です。
長年、様々なタイプの人たちにスポーツをレクチャーをしてきた私も、運動を通して表れる人の意外な一面というものを幾度となく目撃してきました。
そこで今回は、運動に表れる人の性格のうち代表的な4つの性格タイプについてご紹介してみたいと思います。
皆さんも自分に当てはめてみて、心当たりがないか探してみてください。
もしかしたら、新たな自分を発見できるかもしれません。
4つの性格タイプ
※今回の記事では自己啓発の意味も兼ねて、ややデメリット寄りの特徴をピックアップしてご紹介していますのでご理解ください。
※自分の悪い部分を知っておくということは、成長するうえで大きな価値があります。

①不安定タイプ
特徴「些細なことでイライラする。感情や調子を揺さぶられがち。」
- 目の前のことに集中できず、注意が散漫。
- 常に何かに気を取られていたり、別のことを考えている。
- 一喜一憂が人一倍激しい。
- 人の話を聞いていない。
②真面目タイプ
特徴「言われた通りにしなければと思い込む。融通がきかなくなる。」
- 集中しすぎて周りが見えなくなってしまう。
- 表情がこわばったり、かたくなったりしてしまう。
- 個人プレイに走りがちになってしまう。
- 限界を超えて自分を追い込んでいってしまう。
③せっかちタイプ
特徴「周囲をせかす。必要以上に早くこなそうとする。早足。」
- 焦っているかのようにせかせかと動いてしまう。
- 順番が待てなかったり、人をせかしてしまう。
- 一定のリズムが苦手で、どんどんスピードアップしてしまう。
- 数や時間を異常に気にしてしまう。
④猪突猛進タイプ
特徴「力加減が苦手。何事も全力で取り組もうとする。」
- 緩急をつけることが苦手で、力を抜く場面でも力んでしまう。
- 一つの方法に固執し、同じやり方を続けてしまい変えられない。
- 時折、うっぷんを晴らすかのように力が入ってしまう。
- 臨機応変に動くことができず、個人プレイに走りがち。
まとめ

今回は4つの性格タイプをご紹介しましたが、厳密にはこの他にもいくつかのタイプが存在します。
こうした身体の動かし方一つを取ってみても、その人が今何を考え、どんな調子で、どうしたいと思っているのかという心理的な側面を読み取ることができます。
これは、プロスポーツ選手たちが試合の中で相手の考えや動きを読む時などにも自然と行っていることでもあります。
自分自身も知り得なかった「隠れた性格」を知ることで、様々な面において成長するためのきっかけを得ることにつながるのです。

余談ですが、私たちが運営する「心理障害グループホーム 地上のひかり」においても、運動に表れる性格の特性を取り入れたスポーツケアを実践しています。
スポーツケアに参加していただくことで、ストレスの発散や不安の解消効果はもちろん、私たちスタッフが利用者の皆さんのその日その日の調子や心境の変化などを細かく知ることができます。
そうして知り得た情報をもとに皆さんの疲れた心と身体を癒しながら、人としての成長につながる支援を日々提供しています。
ストレスやうつ傾向に悩んでいる方や、精神疾患を持った方たちにも楽しく毎日を過ごしてもらえる当施設の支援に興味を持たれましたら、ぜひ当施設の独自支援紹介ページもご覧になってみてください。
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